「内部コンクリート中」の意味は?

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2002年制定 コンクリート標準示方書[耐震性能照査編]5.3.4横方向鉄筋の定着で、
「(3)の帯鉄筋の定着部が内部コンクリート中にある場合には、端部を標準フックとしてよい。」とあります。

この「内部コンクリート中」とはどういう場合をさしているのでしょうか。

かぶりコンクリートより内部をさしているのでしょうか。
そうだとすれば、標準フックの直角フックとしてよいのでしょうか。
(3)の方法は、(1)の鋭角フックとする以外のどういう定着方法をいっているのでしょうか。
図を載せていないという事は、一般にはないケースなのでしょうか。

コメント

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内部コンクリート中:かぶりコンクリートより内部

標準フック    :鋭角、直角、半円形を含む

          何れもフックが外れなければよい

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回答ありがとうございます。

つまり、
「(3)帯鉄筋の定着部が内部コンクリート中にある場合には、端部を標準フックとして良い。」を詳しく言い換えると、
「(3)帯鉄筋の定着部がかぶりコンクリートより内部にある場合には、端部を標準フックとしての半円形フック、直角フックあるいは鋭角フックのいずれとしても良い。」
ということですね。

(3)に該当しない場合、つまり“帯鉄筋の定着部が内部コンクリート中にない場合”とはどういう場合なのでしょうか。
「帯鉄筋は内部コンクリートに定着するものとし、端部を標準フックとしてよい。」とした方が明快だと思いますが、いかがでしょうか。

とにかく(3)の端部を標準フックとした場合の図を、示方書に載せてほしいと思います。

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・標準示方書と言う立場で、最小限で最大限の効果を発揮しようとする文章である

 定着部が何故内部コンクリート中にある必要があるか分かっていれば(S47・H7の地震被
 害状況から)、帯鉄筋の定着部が内部コンクリート中にある場合・・でない場合は容易に
 理解できるはず。

・最後の提案は、ある特定の構造物の実務的な基準として書くのであればよいと思います

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回答ありがとうございます。

コンクリート標準示方書を読んでも記述が簡潔すぎて判断がつかないことが多々あります。また、それについて調べようとしても何を見たらよいか分かりません。

示方書の詳しい解説書や実務に即した解説書を切望しているのは私だけではないと思います。

ご検討いただきたくお願い致します。

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コックリート構造物の基本的な設計は海外の参考図書のほうが親切な場合が多く、又日本における示方書関係もヒントは海外の文献による物が多いため、実務者でも研究者クラスでないと
知らない情報が多い。
私自身はそのようなクラスの人間ではないが、海外の基準で設計する機会が多く、そのような感じがします。但しこの数年ISO-ユーロ基準は日本には馴染みの薄い構成と手法となっているため、中々大変です。
日本の示方書においても土木・建築の垣根が無くなり、ISO-ユーロ等の基準に良く似た方法にこの数年で変化しようとしていますので、各技術者は今までとは違った一ランク上の勉強が必要となるでしょう。