L型擁壁基礎の地盤改良範囲について

セクション: 
|
ユーザー 匿名投稿者 の写真

擁壁基礎の地盤改良について質問します。
プレキャストのL型擁壁計画箇所の基礎地盤が軟弱で、底盤下3~5m程度までのN値が2程度の状況のため、経済性等からセメント系の地盤改良での対策を予定しているのですが、擁壁前面の用地条件が厳しく、30°の分散角範囲までの改良が困難な状況です。
このような場合、何らかの補助工法等で改良幅を縮小できる方法やこのような状況下に対応できるような軟弱地盤対策がありましたらご教示をお願いします。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

浅層混合処理は2~3mまでで、それ以深は深層混合処理とされます。
深層混合処理は、改良工法が同じでも照査手法(転倒等の安定検討実施)が異なり、改良幅も分散角では決めません。改良幅については、「陸上工事における深層混合処理工法設計・施工マニュアル」(H16.3,(財)土木研究センター)では、L型擁壁の場合「構造物基礎幅に左右それぞれ1m以上広げるのが良い」(p177)との記述があります。
つまり、改良断面を「基礎幅+1m+1m」×「改良深」の長方形と仮定したうえで、上記指針を参考に安定照査を行い、OKなら改良幅を縮小できます。
私の知る範囲では、置き換え基礎の範疇である改良深度2mを越えると、この方法を採用しています。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

ご回答ありがとうございます。
実は、「陸上工事における深層混合処理工法設計・施工マニュアル」の記載は情報として聞いていたのですが、擁壁工指針との関係から
これを採用してよいものか悩んでいました。
ご教示いただいた内容を含めて再度検討してみます。