土質力学における静止土圧について教えてください。静止土圧とはなぜ0ではないのでしょうか。

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土質力学における静止土圧について教えてください。
建設会社に勤めています。仕事柄土質力学について勉強をし直しています。
土圧には、主動土圧、受動土圧、静止土圧があり、ローラ支点の擁壁の動きの方向で説明がしてありました。
基本的なことで恥ずかしいのですが、静止土圧とはローラ支点の擁壁を動かさないために0とならないのでしょうか。教科書を読むとどうも違うようなのですが、教えていただけないでしょうか

コメント

ユーザー nomkei の写真

教科書にあるローラ支点の擁壁モデルを、実際の擁壁と混同されているのではないでしょうか。
主動、受動、静止の状態に着目しているのは、背面の土砂ですので念のため。

実際にヒンジの付いた板(コンパネ程度)が貴方の目の前に有るとイメージしてみて下さい。

(静止状態)
板の背面に土砂がありますので、貴方はそれを手で押さえてみましょう。全く動かない様にしっかり押さえます。結構な力が掛かりますよね。これが静止土圧です。

(主動状態)
今度はちょっとだけ手前に板を引いてみて下さい。軟らかい粘土だと力は変わらないですが、硬い粘土だと地山が保ってくれて押さえる力が軽くなりますよね。これが主動土圧です。

(受動状態)
最後に背面土が盛り上がるほどに押して下さい。人の力では無理ですから、サポートジャッキが必要になってくるでしょう。これが受動土圧です。

かなり砕けた表現ですが、こんな風に考えるのは如何でしょうか。

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ありがとうございました。
質問の内容が低レベルにも関わらず親切な対応ありがとうございます。