昭和40年代の国道地下道のコンクリート強度について

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昭和40年代の国道における現場打ちボックスカルバートの横断地下道といってもいろいろな条件により材料選定も変わってくるとは思われますが、一般的に使用されていたコンクリート強度もしくは条件によって決められていた設計強度がありましたら教えてください。今後の補修工事に生かしていきたいと思います。

コメント

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北海道で主に橋梁設計に従事しているものです。
昭和40年代ボックスカルバートのコンクリート強度(28日強度)の規定としては
(1)道路橋下部構造設計指針・調査および設計一般編(昭和41年)【日本道路協会】
  3.2条(1)鉄筋コンクリートの場合、耐荷性、耐久性より180kg/cm2以上
(2)コンクリート標準示方書解説(昭和42年版)【土木学会】
  鉄筋コンクリート標準示方書解説 170条 耐久性より180kg/cm2以上
があります。

  これを受けて、各発注機関はボックスカルバートのコンクリート強度を耐荷性、耐久性、使用鉄筋強度等を考慮して決めております。一例として
・北海道開発局 昭和47年度 橋りょう関係実施要領(設計編)では、210kg/cm2
・日本道路公団は手元に資料が無いので記憶によりますが、240kg/cm2だったと思います

  一般的に210〜240kg/cm2と思いますが、この様に発注機関によって異なりますのでその都度調査が必要と思います。