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台形形状におけるコンクリートせん断キーの高さについて質問です。
コンクリート標準示方書【構造性能照査編】では、t≧30mm
道路橋示方書【コンクリート橋編】 では、100mm≦t≦h/4
となっております。
1.道示では多段接合キー形状でt≧30mm以上確保となっておりますが、多段継手形状でなくとも、30mm確保すれば確実なせん断力を伝えることは可能なのでしょうか?
2.台形接合キーとした場合の、道示との高さの違いについては何か条件等があるのでしょうか?
3.30mm以上としている理由としては何か試験結果に基づいた値となっているのでしょうか?
上記質問に対する回答、参考図書等がございましたら教えていただきたいと思っております。以上、何卒よろしくお願いいたします。
コメント
#1135 せん断キーの高さ
「道示?」の参考文献を参照されたい
#1136 せん断キーの高さ
「道示?」の参照している、コンクリート標準示方書は平成8年度版です
#1139 せん断キーの形式と高さの件
通りすがりです。
まず,基本的なことですがコン示【構造性能照査編】で対象としているのは,「多段接合キーのみ」です(書き方が悪いですね)。
考え方としては,
多段キー:キー単独ではなく,接合面全体がせん断力を均等に分担する。
台形キー:せん断力はキーに配置されている補強筋で受け持つ。
ということになります。
したがって,
1.については,多段でない台形キーでは道路橋示方書の規定(100mm以上,実際は補強筋が配置できるようにもっと高さが必要かと思われます)が必要です。でなければ,補強筋の効果が期待できません。
2.については,前述のとおりでどちらも30mm以上で考え方は同じです。ところで今気付いたのですが,道路橋示方書の平成14年版はせん断キーのサイズの記述がなくなっているんですね。
3.については,既往の実験や実績(特にこの分野の先進国であるフランスのもの),また実際問題としてキーの中に骨材がまわらなければ意味がないということから,30mmとしています。