街路樹　桜の管理について

原因の究明が先決であり、これが全てです。
環境条件、近隣事例、土質と改良材の選定。

桜は道路管理者だけでなく昔個人的に誰かが植えている場合も多いです。なかなか積極的な管理も行いにくいですが、枯れてしまった場合は今後の倒木の危険性などを考慮して伐採せざるを得ないでしょう。

樹木医ではないので、原因を探すことに不安があります。

ちょと古い図書になりますが、静岡県造園緑化協会が発行した『新　街路樹200選』（H18.4）に「ソメイヨシノ」に関する記載がありましたので参考に記載します。
《特性》
　落葉高木7～10m／陽樹／短命／選定を嫌う／根系は浅く乾燥に弱い／生長早い／成木移植は難／土壌を選ぶ／大気汚染・病虫害・潮風に弱い
根が浅い⇒強風時の倒木、選定を嫌う⇒通行車両への障害や標識・信号の視認性対策、大気汚染に弱い⇒排気ガス対策などなど、春の風景としては良いものですが、この辺の弱点を意識した管理が必要だと思います。