路床改良の下20cmのCBR値の低減について

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CBR3未満の現状路床を改良した場合、改良した層厚から20cmの層は、低減を行うとありますが、路床が2層地盤で、上層の層厚が40cmでCBR値3未満、下層が60cmでCBR値が3以上となる場合、例えば、30cm改良ならば、下20cmの層はCBR値の低減の対象となると思いますが、40cmまたは50cm改良と2層にまたがるような改良をした場合、下20cmの層の低減の考え方を教えてほしい。

コメント

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基本的な考え方は、上層CBR5の40CM、下層CBR2の60CMとした場合、上層から60CMの土質改良(CBR10に改良)をしても、上から40CMはCBR10と見なせるが、次の20CMはCBR6((10+2)÷2)、残り40CMはCBR2です。
20CMの層はCBR2の軟弱層の影響を受けると判断して、土質改良したものの、評価は合成されますよと言うことだったと思います。

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コメントありがとうございます。
今回、対象となる路床土は、上位層がCBR3未満の軟弱層で、下位層がCBR3以上の2層地盤の場合となります。改良はCBR3未満の路床土のみを改良する場合、または、上位層と下位層の2層にまたがって改良する場合、下位層がCBR3以上となるため、CBR値の低減が必要か教えてほしいです。
以上よろしくお願いいたします。

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下層位がCBR3以上ならばそれに対する土質改良は不要です。
上層位がCBR3未満は土質改良が必要です。
CBRの低減はCBR3未満の土が路床範囲に介在している場合です。

CBR3未満の路床の全てを土質改良しCBRを上げ、路床全体がCBR3以上になった時点で、低減の考え方は不要です。

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下層がCBR3以上でも、目標(設計)CBRが4や6なら、下層に対する土質改良は必要になります。

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上層40cmを改良する場合は、現状路床がCBR3未満なので、20cmの低減は考慮しなければなりません。

上層50cmを改良する場合は、改良の下層10cm分は現状路床のCBRが3以上となりますが、実際にはきっちり上層と下層に分かれて存在していることは稀有であり、通例は低減層の20cm を考慮していると考えられます。

低減層は転圧不足、転圧や混合ムラを考慮してのことですので、今回の条件(改良厚に対する現状土の範囲の大半がCBR3未満)では考慮すべきだと思います。

現状路床のCBR(上層と下層)、設計CBR、改良土の目標CBRがはっきりしていれば、より適切な改良の仕様が求められるかと。