鋼矢板の根入れについて

建設会社で設計を担当しています。
鋼矢板土留め工の根入れ長の考え方についてご教示ください

「雨水ピット」を自立式鋼矢板で締め切りを行い、底版コンクリートを打設した
構造として構築することを計画しています。

平面寸法は7.0m×5.0m程度、コンクリート底版の床付けまでの深さ2.60mです。
鋼矢板の根入れ長についてご教示ください。

自立式鋼矢板土留めとして施工した土留め工に底版コンクリートを打設すると底版位置が
最下段切り張りとなり、計算モデルが切梁式になる。ゆえに自立式、切り張り式の両方を
検討して長い方の根入れ長としなければならないという指導を受けました。

私としては、自立式土留めとして安全に掘削を完了した土留め工に底版コンクリートを
打設する行為は、計算時に設定した土中の仮想支持点の位置が上方に移動することにより
より安全側となり、上記の検討は不要と考えています。

モヤモヤ感がありますのでどなたか快答いただければ幸いです。
よろしくお願いします。
                                  以上

コメント

#8358

底面掘削時の自立式で計算していれば切梁式としての計算は不要ですね。
自立時に変位した矢板は底版を設置しても戻りません。

知ったかぶりな指導をする人には「具体的にどの指針に書いてますか」と言ってあげましょう。
言えないなら、「それってあなたの感想ですよね?」とたたみかけましょう。

#8359

ありがとうございます。
考え方としては、私の質疑文のコメントでよろしいでしょうか。
また、参考としたら良い文献などをご存じでしたらご教示いただければ
幸いです。
よろしくお願いします。

#8360

質疑文の考え方で問題ないと思います。

厳密にいえば、仮設工指針の自立式では仮想支持点は計算してないですが。
港湾の計算方法だと計算してます。
でも考え方自体は間違ってないです。