擁壁のひび割れに対する処置方法について

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戸建ての外の擁壁(隣の戸建ての庭に接している)に、ちょうど1年前の春、腰から地面の高さに縦にひび割れが見つかりました。
幅2~3mm程度で深さは不明ですが、土地の売り主(ハウスメーカー)樹脂を注入して応急処置をしました。
それからちょうど1年後、8割程度の長さで全く同じところにひび割れが見つかりました。
左右に割けるというよりも、前後にずれた割れ方をしています。ずれは3mm前後です。
ハウスメーカーによるひび割れの原因予測は「セパレータ―の入っている位置が擁壁の先端に近く、クラックが入っている可能性が非常に高い」とのことです。

ハウスメーカーから提案された対処法は、
5cm以内の深さであれば、鉄筋と型枠セパレーターのかぶり不足とセパレーター配置の問題もしくは、セパレーターと鉄筋が接触しているため、1年前と同様に樹脂注入、
5cm以上内部まで割れている場合は、鉄筋面に細目ワイヤメッシュ溶接
という提案を受けています。

安全面を考慮して対処するには、
ひび割れの深さを擁壁を削って確認したほうがよいでしょうか、
非破壊検査で、ひび割れの深さはわかりますでしょうか。
また、上記のような、樹脂注入やワイヤメッシュ溶接以外に強度を保てる方法があれば教えていただきたく存じます。

どうぞよろしくお願い致します。

コメント

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擁壁が前後にずれていることから,擁壁背後の地盤が動いていることは間違いありません。それに対してハウスメーカーのアドバイスは地盤の動きを無視しているので,対症尾療法でしかなく,ひび割れの拡大を防ぐことは出来ません。おそらく根本原因は擁壁の設計ミスまたは施工ミスだと思われます。

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先にコメントのありました背面土圧の影響による滑動ならば非常事態ではないでしょうか
ひび割れと変状が上側ではなく地盤に近い下側だけであれば地盤の影響による動きとしては極めてまれなことではないかとも考えられ
ハウスメーカーさんの診断に拘わらず第三者である地盤関係のコンサルさんに調査を依頼するのが良いかもしれません
一読した際には基礎版との竪壁の間で生じる拘束ひび割れではないかと思いそうであればひび割れは貫通している可能性があります
雨天では漏水などもあるのではないでしょうか
何か所もあるのではなくその箇所だけならいっそ表面からはつってできれば奥まで全部コンクリートは除去して新たに詰め替えた方がよいのではないでしょうか
住宅ならびに宅地造成時の類似の事例が全国でたくさんあります
工費が高く数十年後にはきわめて重篤な状態となっていても手出しができない状況になった末に
地震などの災害で危険な状況になることも頻発していますので徹底的に修繕することをお勧めします
ただし現地を見てはおらず勝手な憶測になってしまっているかもしれません
その際はお許しください

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専門外のため的外れの意見でしたら申し訳ありません。

擁壁は基本的に断面方向で設計を行うはずですので、縦方向のひび割れは擁壁自体の安定性には影響を与えません。
このため擁壁が前後にずれる原因としては、地震等が無ければまず背面土圧の増大が考えられます。
例えば水抜きのつまりなどによる水位上昇が主因の場合には、裏込め注入+水抜きパイプの増設で比較的安価に対応できる可能性もありますが、
放置した場合宅地の傾斜などに繋がる恐れもあると思われますので、早めに調査会社などへ相談されることをお勧めいたします。