
道路設計初心者です。
単曲線で構成された線形データを基に、緩和曲線(クロソイド)の検討を依頼されました。
曲線半径R=100~150m程度の小さなS字カーブの連続なのですが、決められたパラメータでクロソイドを挿入すると1つ目のカーブと2つ目のカーブの緩和区間が重なってしまい計算ができません。
カーブ同士の間に直線が無いこと、単曲線の段階で弧長が100mを切っているような箇所があることからこのような状況になっていると推測していますが、対処法はあるのでしょうか。
なお、地形制約上、IP点の位置は大きく動かせません。
条件は以下のとおりです。
・第3種第3級
・設計速度V=50km/h
・最小曲線半径R=100m
・最小曲線長600m/θ(最小80m)
・最小緩和曲線長40m
・許容最小パラメータ70
初心者故的外れなことを書いているかもしれませんがご容赦ください。
よろしくお願いいたします。
コメント
#10008 Re: S字カーブの緩和曲線について
1.基本型で検討していれば、S型、卵型、複合型に変更してみる。
2.設計速度を40km/h、30km/h(特例)に下げる。
#10009 Re: S字カーブの緩和曲線について
IP~IP間の距離に、2曲線の最小緩和曲線長+最小曲線長1/2が入るか大雑把に計算してみる。
入れば出来る、入らなければ出来ないのだから、山岳道路として設計速度を10km/h落として(-10が限界でしょうね)各要素を見直して入るようにする。
ただ、多純な話を言えば、単曲線孤長さが最小曲線長を割っている時点で、設計速度に準拠したクロソイドを入れようなど、普通は考えないです・・・5+5の答えを7にしたいと言ってるようなものです。
なので、山岳道路云々で設計速度を落とすのが無難ですし、実情からも不都合は無いです。
ただ、あと少しで入ると言うときがたまにあります(今回は無理だと思います)。
その時は、実数値を計算して準拠させる(条件記載値はすべてラウンドであって、例えば最小緩和曲線は36.7≓40mとかです)
多少設計速度を落としても基準値を実数値で設計しても、見掛けの数字の問題だけであって、それによって著しく安全や快適性が失われるものじゃないので真剣に考えることじゃないです。
#10010 Re: S字カーブの緩和曲線について
設計速度を落とすべきです
反抗曲線部に短い直線を入れない事(ブロ-クンバックカーブ)
ただし、設計速度が低ければさほど留意する必要がないのかもしれませんね