橋台の設計について

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ユーザー 匿名投稿者 の写真

橋梁設計初心者の者です。

橋台の設計を行うときに上部工からの荷重を当然見込むと思いますが、
ふと考えたのですが、上部工が架設されるまでに地震があればどうなるのでしょうか?
上部工がない場合の安定計算等も当然行うものなのでしょうか?

稚拙な質問で申し訳ないですがお教えください。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

上部工がない場合の安定計算等は行いません。
理由としては全然安全だからです。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

上部工と剛結するまでにかなりの期間存置されるとして、門型ラーメン橋で橋台が小さい場合はどうなのでしょうか?

ユーザー 匿名投稿者 の写真

通りすがりの者です。
転倒しないように養生すればよろしいのでは。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

門型ラーメンの場合は構造系が変化するので、橋台のみの検討が必要です(道示Ⅳ P148)
地震時の検討については明記されていないので要相談ですね。
個人的には年数によると思いますが、1~2年程度なら不要と思います。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

ありがとうございます。良く分かりました。
埋め戻しにも注意しろとありますので、地震がきたらどうなるのか不安になった次第です。
おっしゃるとおり最終的には発注者の考え方になるように思います。

ユーザー 中筋 智之 の写真

 私は総合建設会社入社後開削工事に従事し,貴殿と同じ心配をし,土留専門の上司に耐震を考慮しているか尋ねた返事が「仮設では地震を考えていないだろう.」で,失望し,
仮設は本設と違い残らない場合が多く限られた工費で仮設費に十分に充てられない事情も有ると思います.
 仕様規定の許容応力度設計法では降伏強度に対する常時許容応力度の安全率は鋼が1.7,concreteが3で,一時的な仮設では常時許容応力度を50%割り増した許容応力度は
降伏強度に対し,鋼は1.5/1.7≈88%,concreteは1.5/3=50%で,更に地震荷重や風荷重が加わると降伏強度を超えて塑性変形する恐れが有ります.
 発注者・総合建設会社・建設consultantsが協議し安全に早く安い工費で竣工する事は国民にとり良いが,土木では癒着を防ぐ為,設計施工分離が原則で,設計者としては,施工
時の地震も考慮し,極力,慣性力を減らす様にtop heavyにしない,曲げmomentを減らす様に橋の高さを抑える,仮設工期・費を抑える配慮をされ事故・被災を低減すれば,進歩です.