杭の先端条件について

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設計従事者です。

杭の先端条件に
【固定 ヒンジ 自由 ばね】
などあるかと思いますが、それぞれを選択する基準、構造的な根拠等をご教示願えないでしょうか。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

H29道路橋示方書Ⅳ 下部構造編P552
「有限長の杭の軸直角方向変位及び断面力は、杭先端の支持条件の影響を受ける」
 → 半無限長の杭であればどの条件でも影響はないです。

「一般的には、支持層に杭径程度の根入れが確保されれば、先端ヒンジと考えてよい」
 → 結果はほとんど変わらないので電算では先端ヒンジで入力していることが一般的です。

示方書も理解しないで電算に頼って設計しようとするからこういう質問が出てくる。

ユーザー adyky の写真

ご回答有難うございます。
該当箇所確認致しました。
一般的に杭径程度の根入れではヒンジとして扱うとして
たとえば「固定」や「ばね」として考える状況が想定できません。
また、「ヒンジ」と「固定」の違いが根入れの差としてその境界はどのように定めるのでしょうか。
もしご存知でしたらご教示願えないでしょうか。

最後に、ご回答を頂いてこのような言葉を返すのは心苦しいですが
示方書を理解しきれていないからこそ電算のスイッチや過去の設計計算書などから
ヒントを得て日々勉強をしています。
そのヒントの一つとしてここで先駆者の知見をお借りすることがそれほど悪いことでしょうか・・・

ユーザー 匿名投稿者 の写真

実際の構造物に力学で考えているヒンジとか固定という状態はありません
影響範囲の地盤をモデル化してそれなりに解くのがよい方法です。
初心者向けの本として技報堂の新体系土木工学12~20 44~47が、
杭基礎については、古い本ですがS52.11.15_くい構造物の計算法と計算例}_横山幸満が
その他には、吉田巌さんが建設コンサルタンツ協会で講演された資料は設計初心者にとっては
バイブル的なものです。