土木を勉強中のものです。 摩擦係数μと摩擦係数fの違いはなんでしょうか。 よろしくお願いします。
中学校の数学で,代数学の基本中の基本として,あるものをμと表そうが,fと表そうが全く自由であると教わった筈です。しかし土木の問題として,ある人が言う摩擦係数と別の人が言う摩擦係数は同じ意味だと,頭から決めつけてはいけません。内部摩擦と境界面摩擦,動摩擦と静摩擦。どれでも係数は摩擦係数です。μとfの違いではないのです。
工学で用いられる摩擦に関する係数の記号を以下に挙げる. 物体間に働く静止摩擦力F[N]は式(1)で表される. F=μN・・(1) ここに,μ:静止摩擦係数[1] N:垂直抗力[N] energy保存則であるBernoulliの定理における,流管の摩擦損失水頭hf[m]は,式(2)で表される. hf=f[ℓ/(4R)][v^2/(2g)]・・(2) ここに,f:摩擦損失係数[1] ℓ:流管の長さ[m] R:径深[m]R=A/s A:流れの断面積[m^2] s:潤辺長さ[m] v:流速[m/s] g:重力加速度(=9.8[m/s^2])
ようこそゲストさん
お知らせ 話題 用語解説
コメント
#6296 Re: 摩擦係数について
中学校の数学で,代数学の基本中の基本として,あるものをμと表そうが,fと表そうが全く自由であると教わった筈です。しかし土木の問題として,ある人が言う摩擦係数と別の人が言う摩擦係数は同じ意味だと,頭から決めつけてはいけません。内部摩擦と境界面摩擦,動摩擦と静摩擦。どれでも係数は摩擦係数です。μとfの違いではないのです。
#6297 Re:工学で使われる摩擦係数の記号
工学で用いられる摩擦に関する係数の記号を以下に挙げる.
物体間に働く静止摩擦力F[N]は式(1)で表される.
F=μN・・(1)
ここに,μ:静止摩擦係数[1]
N:垂直抗力[N]
energy保存則であるBernoulliの定理における,流管の摩擦損失水頭hf[m]は,式(2)で表される.
hf=f[ℓ/(4R)][v^2/(2g)]・・(2)
ここに,f:摩擦損失係数[1]
ℓ:流管の長さ[m]
R:径深[m]R=A/s
A:流れの断面積[m^2]
s:潤辺長さ[m]
v:流速[m/s]
g:重力加速度(=9.8[m/s^2])