「土木学会編,日本規格協会発行:コンクリート標準示方書[規準編],2007.,pp544-548」に記された「JIS A 5364プレキャストコンクリート製品-材料及び製造方法の通則」によると,「W/C(水セメント比,水結合材比)は,RC(鉄筋コンクリート)製品で55%以下,PC(プレストレストコンクリート)製品で45%以下とする.」と規定されています.
「土木学会編:コンクリート標準示方書[施工編],2007.,pp72-73」には,化学的侵食を構造物の所要性能に影響を及ぼさない程度に抑えることが必要な場合は劣化環境に応じて解説 表4.3.1に示すW/C以下に設定するのが良いとされています.
コメント
#5876 Re: 地下鉄筋構造物の水セメント比について
仕様書を読むこと
#5877 Re:地下RC構造物の水セメント比について
「土木学会編,日本規格協会発行:コンクリート標準示方書[規準編],2007.,pp544-548」に記された「JIS A 5364プレキャストコンクリート製品-材料及び製造方法の通則」によると,「W/C(水セメント比,水結合材比)は,RC(鉄筋コンクリート)製品で55%以下,PC(プレストレストコンクリート)製品で45%以下とする.」と規定されています.
「土木学会編:コンクリート標準示方書[施工編],2007.,pp72-73」には,化学的侵食を構造物の所要性能に影響を及ぼさない程度に抑えることが必要な場合は劣化環境に応じて解説 表4.3.1に示すW/C以下に設定するのが良いとされています.
解説 表4.3.1化学的侵食に対する抵抗性を確保するための最大W/C
劣化環境 最大W/C[%]
SO4として0.2%以上の硫酸塩を含む土や水に接する 50
凍結防止剤を用いる 45
同「[施工編],pp83-84」に,水密性を考慮する場合のW/Cは55%以下とすると記され,「土木学会:2012年制定コンクリート標準示方書改定資料」に,特に修正が記されず,地下構造は鉄筋の防錆の観点から水密性が求められているため,該当すると考えられます.