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投稿者:地方自治体職員 | 投稿日時:2013-06-03(月) 13:29
セクション:
いつもお世話になっております。
現在、橋梁の詳細設計を行っています。
地質調査の結果、標準貫入試験の値が10m程度自沈するような地盤です。
腐植土0~3m一軸圧縮強度20kN/㎡以下、シルト3~10m一軸圧縮強度20kN/㎡以下です。
耐震設計時の設計地盤面を決める際に、地震時に地盤反力が期待できない土層の下面に設定するとあります。
上記土層の場合、耐震設計編示方書8.2.2より
①3mまでの腐植土層をごく軟弱な土層、3m以下のシルトはごく軟弱な土層ではないと判断して3mを設計地 盤面とするのか
②深さにとらわれず、一軸圧縮強度20kN/㎡以下で判断して10mを設計地盤面とするのか
②で判断した方が安全側だと思います。
どのように考えるのか教えていただけないでしょうか。
コメント
#5569 Re: 道路橋示方書の耐震設計上ごく軟弱な土層の判定について
3mで良いのではないでしょうか。
ここで問われているのは、「耐震設計上」の地盤面なので「地震時」の影響が関係してきます。
普通に軟弱な土層は「地震時」だけでなく、「常時」も地盤反力は期待できません。
H24道示Ⅴ8.1(1)の解説中にも「特に、表層の」という文言がありますので、
他に液状化層がなければ、私は3mで良いと考えています。
他の方の意見も聞いてみて下さい。
#5570 Re: 道路橋示方書の耐震設計上ごく軟弱な土層の判定について
>地質調査の結果、標準貫入試験の値が10m程度自沈するような地盤です。
>腐植土0~3m一軸圧縮強度20kN/㎡以下、シルト3~10m一軸圧縮強度20kN/㎡以下です。
すみません。一寸日本語が読み取れないのですが・・・・
シルトも「標準貫入試験の値が10m程度自沈」と読んで良いのですか???
でしたら・・・当然シルト層も地盤反力など期待できるとは思えないのですが・・・
といいますか・・・工事そのものが出来るとも思えないのですが・・・
#5571 Re: 道路橋示方書の耐震設計上ごく軟弱な土層の判定について
#5569さんと同様に3mで良いと思います。
H24年版の8.2.2には「地表面から3m以内の~」という記述があるからです。
私は設計担当ではないので、「実務上は違う。」という意見があるかもしれませんが・・・
ただし、深度3~10mに分布するシルトについて、8.2.3の(1)の2)に該当する場合は
液状化の検討をする必要があります( 1)と3)は低地の地質であれば大部分が該当します)。
また、深度10m以深にルーズな砂層が分布する場合は液状化の検討が必要となります。
これらにより、FL値を算定し、FL値と深度、動的せん断強度比から土質定数の低減係数
を求めて地盤反力係数に乗じて地震時の地盤反力係数とします。
この地盤反力係数が「0」となれば、設計地盤面は3mよりも下がることになるはずです。
#5580 Re: 道路橋示方書の耐震設計上ごく軟弱な土層の判定について
「道示」Ⅴ4.5耐震設計上の地盤面とは を見られたし