空頭防護の設計について教えて下さい

セクション: 
|
ユーザー 匿名投稿者 の写真

現在、空頭防護の設計をしています。
道路拡幅により既存の空頭防護を撤去し新設するもので、設計速度V=50km/h、防護すべき対象物までは100m以上の距離があり、東日本旅客鉄道(㈱)の「橋桁防護工マニュアル」に準じ、設計車両重量245kN、衝突速度26km/hで計算してみたのですが、独立・直接基礎のためなのか、基礎寸法:幅B1.5m×深さH2.0mとしたところ延長L=13mにもなってしまいました。
既設の基礎はL=4.5mなのにスパンが少し広がっただけなのになぜ?と悩んでしまいました。
昔は空頭防護の設計荷重もマチマチ・・・なんて話しも聞いたことがありますが、あまりにも違いすぎる。
空頭防護工の設計経験が無く、計算例も無いため、これでよいのか、それとも衝突荷重が大きすぎるのか、衝突時の転倒照査の計算が間違っているのか・・・・
どなたか詳しい方いらっしゃいましたらアドバイスを下さい。宜しく御願いします。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

 橋桁防護工の設計にそれほど詳しいわけではないですが。。。

 「既設の基礎」はいつ頃施工されたものでしょうか?その昔には、
目安工に毛が生えた程度の設計基準で作っていた時代もあります。
 ご存知とは思いますが、車両重量に25tを見込むようになったのは
そう昔の話ではないですしね。

 あと、GLから2m下までの地盤のN値はどの程度を見込んでいる
のでしょうか?直接基礎だと、それが大きく効いてきますよね。
 N値があまり期待できないのであれば、H鋼による杭基礎を
検討されては如何でしょうか。

 もし、本格的にアドバイスが必要であれば、途中式も含めて
投稿されることをお勧めします。
 

ユーザー 匿名投稿者 の写真

有り難うございました。
確かに既存のモノは荷重強度が違うと思われます。
杭基礎のお話もいただきましたが、設計対象箇所は、補強土壁の上にあり直接基礎が前提条件になっています。
ちなみに盛土材ということでN値は10としています。
自動車衝突時の運動エネルギー(防護桁の可能吸収エネルギ-)は損失量15%を見込みE=554kJ、防護桁支点に作用する荷重Pa=σy・Zpy/a=451kNとしていますが、
この水平荷重は、採用する防護桁の降伏応力度、塑性断面係数から決まっていることが気になります。
必要塑性断面係数から水平力を求めてもよいような気が・・・
また、衝突速度をV=26km/hとしていることも気になっています。
鉄道橋のような橋桁が対象ではなく、数km先の洞門群の車高制限を周知させて、門工手前のUターン場で引き返させることが主目的の施設ですから、
衝突速度も「徐行」程度として10km/hとすることも考えています。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

 むむむ。。。補強土壁の上ですか。。。

 もし、補強土壁がこれから施工するものであれば、局所的に
構造を変えてそれなりの基礎を作ることも可能なのですが。。。

 ところで、鉄道橋の橋桁防護工は、一般に用地の関係で桁から
の離隔を確保できないため、自動車が衝突したときの変形を一定
程度に抑え、桁の損傷を防止するために非常にゴツイものになっ
ています。

 それに対して、ご検討されている条件としては、数キロ先の
車高制限を周知させ、Uターン場所で引き返させることが主目的
ということですので、より簡易な構造の目安工程度(それこそ
水平部材に足場材として使うような単管を使用し、そこからゴム
製の「のれん」のようなものをぶら下げるような構造)では
いかがでしょうか?

 これなら、基礎は思いっきりシンプルなものになると思います。

 但し、橋桁防護工付近に歩道がある場合や、対向車への影響を
考慮しなければならない条件があるのであれば、自動車が衝突
したときの破壊形状がそれらに与える影響を最小限にする工夫が
必要となります。

 あまり適切なアドバイスでないかも知れませんが、使用条件が
鉄道の場合と大きく違うようなので、検討する価値はあると思い
ます。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

基礎の地盤根入れの水平抵抗をみていないのでは