S-18 セミナー(2024/11/15, Fri, 10:30) 呉修一(富山県立大学)

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セミナーの案内

この度「気候変動影響予測・適応評価の総合的研究(通称 S-18)プロジェクト」でセミナーを開催致します.

皆様のご出席を頂ければ幸いです.

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◆ S-18 セミナー

◆ 日時: 2024年11月15日(金) 10:30 - 11:50
◆ 形式: Zoom online

◆ 話題: 洪水氾濫への適応に向けた流域・地区スケールでの取り組み -流域治水の課題と今後の展望、シナジー効果への期待-

◆ 話題提供者: 呉 修一(富山県立大学)

◆ 参加申し込み(無料):
https://s-18ccap.jp/seminar/post-2650/

◆ 概要

気候変動に伴う豪雨の増加により,河川洪水氾濫や都市内水氾濫の被害が頻発しています.洪水氾濫ではd4PDFデータセットなどを用いた洪水への影響評価が日本全域で実施されており,田んぼダムなどの様々な適応策が流域スケールで,また内水氾濫では地区スケールでの検討が行なわれています.このように多くの地域で流域治水が推進され,その課題や今後の期待が明らかとなりつつあります.

本セミナーでは,これら流域治水の取り組みについて,富山県での解析事例を中心に述べるとともに,生態系やDX、都市計画とのシナジー効果など,今後の展望についてご紹介します.

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◆「気候変動影響予測・適応評価の総合的研究(通称 S-18)プロジェクト」の紹介

代表者: 三村信男(茨城大学 地球・地域環境共創機構)
Web: https://s-18ccap.jp/

(研究の背景と目的)
世界的な気候変動の影響の顕在化や我が国における悪影響への対処の必要性を背景にして2018 年に「気候変動適応法」が成立しました.

2025年には次の全国的な影響評価とそれに基づく適応計画の見直しが行われます.
同時に,近年の気象災害の激化などに対応して,自治体や企業でも適応策の立案・実施が必要とされています.

国際的にはパリ協定の実施に向けた科学的貢献も求められており,こうした国内外の課題に応えるため,本プロジェクトでは「我が国の気候変動適応の取り組みを支援する総合的な科学的情報の創出」を目的にして,最新の科学的知見に基づいて影響予測・適応評価に関する研究を行います.