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No.18-137 第21回リーダーを目指す技術者倫理セミナー-組織は危機意識を共有できないか:なぜ同じ間違いを繰り返すのか-
【開催日】 2018年11月10日(土)10.00~17.00
【会 場】 東京工業大学キャンパスイノベーションセンター東京 5階501室
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6
JR山手線・京浜東北線「田町駅」から徒歩1分
都営地下鉄浅草線・三田線「三田駅」から徒歩5分
http://www.cictokyo.jp/access.html
【今回のテーマおよび論点】
「危機意識の共有」
すぐれた組織であっても、100%完全に業務を遂行することはできない。
どのような組織でも間違いを起こす恐れはある。しかし、同じ間違いを2度起こすのは、組織として恥ずべきことであるが、そのような組織がいくつか存在する。例えば、雪印乳業、JCO、三菱自動車、JR西日本などである。
雪印乳業の初回は、1955年とかなり古く、そのときの経験が生かされず、2000年にも食中毒事件を起こしている。また、1997年に動燃・東海村で起きた再処理工場での被ばく事故を知りながらJCOでは、申請書とは異なる処理方法の変更を繰り返し、1999年に東海村で臨界事故を起こしている。
三菱自動車では、2000年と2004年の2度のリコール隠しののち、2016年の燃費不正問題である。JR西日本は、2005年の死亡者107名の福知山線の事故ののち、2017年に起こった、のぞみ号の台車に破断寸前の亀裂が生じていたときの対応のまずさである。
他社が同種の不祥事、事故を起こしていたなら、詳細を把握できないため、対策などが立てられないこともあるが、自社で起こした不祥事、事故に対して反省し、2度と起こらないように対策を考え、組織で共有しておれば、2度目の不祥事の起こる確率は小さくなる。上記の例では、不祥事に対する詳細な情報を組織が共有できてなく、したがって対策も立てられてなく、2度目の不祥事、事故が起こったと考えられる。手引き、マニュアルを詳細に作成し、行動規範のセミナーで組織内教育を行っている組織も少なくないが、マニュアルに記述された内容以外の現象が起こることも多く、マニュアル以外の対応を迫られることも少なくない。事象や対応はときの経過によっても変わってくる。
そこで今回は、事例として、前述の4社が不祥事を繰り返した背景、経緯について述べ、
・同じ間違いを繰り返す原因は何か。
・危機意識を共有するにはどうしたらよいか。
の点について皆さんと考えてみたい。
参加者の経験、知識に基づいた討論課題を考えており、グループ課題については配付資料に記載する。
セミナーでは、次の手順により議論を進める。
1.事前に配付された資料による自主学習
2.「テーマおよび論点」説明
3.グループワークにおいて、意見交換し、自分の意見を明らかにする
4.全体討論において自分の立場を明確にして議論する
事前に配付する資料を読んで頂いて、参加されることを前提とする。
【プログラム】
10.00~10.10/セミナーの趣旨説明、本日の進め方
横浜国立大学 大学院工学研究院 教授(主査)高田 一
10.10~10.40/組織における価値の共有
東京工業大学 イノベーションマネジメント研究科 特任教授 中村昌允
10.40~11.50/事例の説明(雪印乳業、JCO、三菱自動車、JR西日本)
及び討議の進め方
KoPEL 技術士 小西義昭
オカダ・アソシエイション 技術士 岡田惠夫
11.50~14.00/グループワーク
・同じ間違いを繰り返す原因は何か。
・危機意識を共有するにはどうしたらよいか。
14.00~17.00/技術者倫理に関する全体討論
明治大学 理工学部 准教授 村田良美
中村昌允
小西義昭
岡田惠夫
司会 高田 一
【定 員】
30名 特に若手技術者のご参加を歓迎いたします。
30名を超えた場合は、若手の方を優先させていただきます。
【参加費(資料代含】
会員3,000円、会員外5,000円、参加費は当日会場にて申し受けます。10月26日までに、お申込み下さい。事前に(11月2日ごろ)E-mailで資料を送信いたします。以降は、定員に余裕がある場合、当日受付いたします。定員に達した場合はキャンセル待ちとなります。
【申込方法】
「No.18-137 第21回リーダーを目指す技術者倫理セミナー参加申込み」と題記し、(1)所属学協会、(2)氏名、(3)勤務先・所属、(4)年齢、(5)E-mailアドレスを明記の上、E-mailにて下記までお申込み下さい。
申込後、事務局より申込受付完了通知(メール)をお送りいたします。
※1週間を過ぎても事務局より連絡がない場合は、お手数ですが下記問合せ先までご連絡下さい。
【申込後のキャンセルについて】
資料配布後のキャンセルはできません。
キャンセルをする場合は10月31日までにご連絡下さい。事務局よりキャンセル完了通知(メール)をお送りいたします。
※1週間を過ぎても事務局より連絡がない場合は、お手数ですが下記問合せ先までご連絡下さい。
【申込先・問合せ先】
日本機械学会 技術と社会部門
(担当職員 大橋 江利奈)
E-mail:ohashi@jsme.or.jp/FAX(03)5360-3508
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