NHKスペシャル「橋は大丈夫か　−しのびよる劣化−」

大変面白い番組でした。

維持管理に関心の無かった自治体の実態が良くあらわされていました。
（方向転換を図りつつあるのはご同慶のいたりです）
また、オリンピック前の首都高速橋梁の溶接工事の話もびっくりですが、
現代の溶接はしっかり検査してほしいものです。

維持補修工事の積算がおかしいというのは有名な話です。
関係者の間では10年以上前から話題になっていたようで、倫理の教科書でも
類似の話（耐震補強ですが）を読んだ記憶があります。
これは単価契約の導入である程度改善されるものなので、当然議論はされているでしょう。
むしろこの状態が放置されたことが不思議です。（単に発注者の責任だけでもないのでは？）
森　靖之