私の勤務先は独立行政法人森林総合研究です。
所属する研究室では、これまで海岸防災林の防風や飛砂抑止等の機能評価、本数密度調整などの管理技術、
加えて津波に対する抵抗力の実験的な評価も実施してきました。
そこで土木に関わるみなさまに、ご要望やご意見を伺いたく投稿します。
具体的には、東北太平洋岸にもクロマツを中心とする海岸防災林が存在し、今回の津波の勢力を減衰させた場合もあれば、
根こそぎ流され流木となって被害を大きくした可能性もあります。
・海岸の砂丘地にある海岸林に対して今後求める、要望されるデータは何でしょうか?
・流木化して大きく失われた海岸林地帯には、被災前と同じ規模(林帯幅や樹高・密度)の海岸林の再生が適切でしょうか?
私自身は日本海岸林学会という比較的新しく小さな学会の広報委員も担当し、
学会内で今回の津波災害に関して
私どもが調査して公表すべき成果は何であるかを議論している最中です。
個人的なご意見お考えで構いません。
海岸林を対象にする技術者・研究者に要望されることをお知らせいただけると、
私どもの仕事もより被災地の再建に貢献できると思っています。
また連携・協力できることがあれば幸いです。
以上よろしくお願いします。