土木学会 津波特定テーマ委員会 第3回報告会(2011/9/14)お知らせ

ユーザー 事務局 の写真

土木学会東日本大震災特別委員会では、被災地の復興と安全な国土形成のために
課題ごとに特定テーマ委員会を設置し、専門家による議論をもとに情報提供を行っています。
津波特定テーマ委員会(委員長:今村文彦 東北大学教授)では、以下の3つのWGにて課題に取り組んでいます。

WG1:今回の津波の特性(沿岸での痕跡高さ分布,過去の津波との比較)
WG2:海岸施設の復旧と設計方針(粘り強い構造物,防護レベル:レベル1を中心として)
WG3:復興に向けて配慮すべき事項(減災レベル:レベル2対応を中心として)

これまでに基礎的な情報整理を終え、1000年に1度程度の低頻度で発生する巨大津波を
含めた今後の津波対策について、二段階のレベルを設定した設計方針の提案や今後の検討方針などをさらに整理しましたので、報告させていただきます。

■日時 平成23年9月14日(水)13:30~14:30

■場所 土木学会 AB会議室(東京都新宿区四谷1丁目 外濠公園内)
http://www.jsce.or.jp/contact/map.shtml

参加費無料、事前申込は不要です。当日直接会場へお越しください。

■問合せ先: 公益社団法人 土木学会 事務局
研究事業課 岩西(TEL 03-3355-3559)

福島原発高濃度汚染水の処理対策

トピックス: 意見交換 話題
ユーザー 永山靖秀 の写真

表記につき原発事故の初めから気になっていたことがありました。地下水の汚染及びその対策について関係者(東電、原子力委員会、解説者、学者等)の誰もが何も言っていないことです。敷地に溜まっているだろう高濃度汚染水は地下に浸透し、既存の地下水脈に合流し一定の流速・流量で拡散してゆくものです。水脈は一般的に四方八方に広がると思われますが、当所では極めて海に近接しているため地下水の流下方向は海に向かうのが主流になろうかと思います。しかし汀線に並行する水脈を否定することは出来ません。

 地下水の透水係数は土質により異なりますが早いと0.001/cm・SEC(細砂)遅いと目に見えないくらいですが、今ここで流速の予測をしても意味がありません。高濃度汚染水が原発の地下に溜まっている、内陸に向かえば何処かの井戸を汚染し、河川に流入すれば飲料水や灌漑用水を汚濁しながら海へ流下する。海に入れば貝が、海藻が、魚が・・・。直接海に流れこむ汚染水もある。壊れた原発の地下に高濃度汚染水がある限りこのような状態が続きます。

 高濃度汚染水をこの区域から出さないようにしたいものです。
 鋼矢板で囲えないでしょうか。ただし私は設計に必要なデータは何も持っていません、しかし現場にいる土木技師なら必要なデータは全て入手できると思いますが如何ですか。
O敷地内計画平面図、地形図(原発、建屋、全てを表示)
O推定岩盤線、海岸防波堤外~沖も必要
O地下水計測用井戸(井戸別の流向・流速計の読み) 
 これ等のデータがあれば概略設計なら出来ると思いますが。
 鋼矢板は岩盤まで打ち込みたい、矢板のジョイントには止水剤を注入する。高濃度汚染水の後処理は敷地内の井戸からポンプアップ、除染、プールへ貯留または放流、現地下へ覆水となる。
如何でしょうか、矢板打工事自体が困難だとは想像出来ます。諸兄の、土木屋のご意見をお聞かせ下さい。

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【関連スレッド】
土木技術で原発の消火に協力を
http://jsce.jp/eq/node/18

東京電力における
http://jsce.jp/eq/node/35

いわき市内被災報告

トピックス: 震災情報
ユーザー 福島高専 齊藤充弘 の写真

 こんにちは。

 現在は,原発事故の影響の大きさに悩まされておりますいわきより,被災状況(震災直後編)の報告です。

http://www.fukushima-nct.ac.jp/civil/htdocs/index.php?action=pages_view_...

 今後も,随時更新していきたいと考えておりますので,情報交換することができればと思います。

 よろしくお願いいたします。

震災フォーラムの立ち上げ

トピックス: 震災情報
ユーザー 杉山郁夫 の写真

1995年の阪神淡路大震災では、土木学会誌に震災フォーラムが立ち上がり、1995年に出版された学会誌には各月に分散してはいるが、技術者の目で見た生々しい記録が残っている。
今回の地震でも調査団をはじめ様々な報告が予想されるが、学会誌はがまとまった特集でなくとも速報性を重視した記事を掲載することを望む。
市民のための工学を目指す我々が今できることは、今回の災害を分析し、今後の都市や構造物のあり方を根本から見直すことにある。
その基礎になるのが、学会員が見た災害の姿を直接伝える情報とその記録性にあると思う。

原発対策、復興対策

トピックス: 質問
ユーザー 川邊雅彦 の写真

事故原発の使用済み燃料の冷却に、昨日来降った雪を、ヘリで運び落とせないのでしょうか、雪だったら一応固体だから、昨日の海水より目標に当てやすいし、温度も低いし、溶ければ当然水となりますし。細かい氷でも、気温が低ければ、降雪機で作った雪でもいいかも。また、液化窒素ガスなど不活性な液化ガスを、放り込めたら冷やすのであれば、すごく冷やせるのではないでしょうか。そんなことはもう考えていらしゃいますかね?

災害地の復興は、各人の必要なものを取り出すことができた後の残りは、ゴミとしかならなくなるのなら、そのままか、何らかの環境対策を講ずるかして、埋め立てて更地にすれば、一石二鳥とならないでしょうか。海抜がマイナスなったことも埋められれば、三鳥にもなるのではないでしょうか。

車両通行実績道路マップの公開

トピックス: 震災情報 お知らせ
ユーザー 鈴木 猛康 の写真

地震被害調査や復旧活動で、どの道路が通れるのかがわからず、困られた経験がおありと思います。新潟県中越沖地震の際、プレミアムクラブの車両走行実績をホンダからいただき、前日の走行軌跡を地図上に描き、「通れた道路マップ」として柏崎市に提供するとともに、土木学会や建築学会のホームページにリンクをはってもらい、研究者や技術者の支援をさせていただきました。この度、Googleとホンダの協力により、以下のサイトで前日の走行実績である「通れた道路マップ」が公開されています。ただし、あくまでも走行実績であり、現在通れる道路ではないことをご理解の上、ご活用下さい。
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011_traffic.html
鈴木 猛康(特定非営利活動法人防災推進機構 理事長、山梨大学大学院医学工学総合研究部 教授)

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