セミナー「土砂災害と地下水 ―土砂災害への備えは万全ですか?―」

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主催:公益社団法人 日本地下水学会
後援:公益社団法人 土木学会、 公益社団法人 地盤工学会、 公益社団法人 日本地すべり学会、 公益社団法人 雨水貯留技術協会、 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会、一般社団法人 日本応用地質学会、 一般社団法人 土壌環境センター 
一般社団法人 水文・水資源学会、 日本水文科学会 

〇開催趣旨
国土の約70%が山間地である我が国では、丘陵や山間部において宅地造成やメガソーラー発電施設などの立地がすすむ一方で、集中豪雨や長雨あるいは地震動が引き金となった土砂災害が頻繁に発生しています。また,建設残土の不適切な盛土処理なども問題視されています。特に、近年の異常気象による豪雨の頻発化が、宅地やその周辺で土石流や地すべり、がけ崩れなどの土砂災害の発生を加速しています。これらの土砂災害は,一瞬のうちに人命を奪うだけでなく、家屋などの構造物や田畑、さらには道路や線路などの交通網など重要なインフラ施設にも直接被害を与えます。2021年7月の静岡県熱海市伊豆山で発生した土石流災害は記憶に新しく、20名以上の人命が奪われ、多くの家屋が失われるとともに長期にわたって主要国道の通行止めが続くなどの被害が生じました。
このような土砂災害は、地盤中に浸透した地下水が地すべりを発生させる場合が少なくありません。降水量が多く、地すべりに対する脆弱性が高い地盤が広範に分布し,地震が多発する我が国では,将来にわたる地球温暖化の影響への懸念を含めて,多くの地域で,土砂災害の高いリスクを抱えているといっても過言ではありません。この土砂災害から尊い命を守るためには、過去の事例に学び、教訓に基づいて備えていくことが必要です。
そこで、日本地下水学会では、土砂災害の発生事例や発生機構、さらには地下水が関与した災害の事例などについて、この分野の第一線の講師の皆さんをお招きし、今後起こり得る土砂災害にどう備え、どう被害を低減していくべきかについて、専門家や自治体関係者のみなさんのみならず、一般の皆様にもご参加いただき、広く理解を深める機会として、本セミナーを開催いたします。
〇日程:2022年3月12日(土)13:00~17:00
〇実施方法:オンライン(Zoom)
〇参加費:
地下水学会正会員            1,000円
地下水学会準会員(学生会員)       500円
地下水学会非会員(学生以外)      2,000円
自治体職員・地下水学会非会員(学生)  1,000円
〇CPD単位:3.58
〇プログラム
13:00~13:10  開会あいさつ
13:10~13:55 大規模地すべり地での地下水挙動と地すべりの動き、効果的な対策の事例(檜垣 大助氏:弘前大学名誉教授)
13:55~14:55 山形県鶴岡市七五三掛地区で発生した地すべり災害と調査(中里 裕臣氏:農業・食品産業技術総合研究機構)
14:55~15:10 休憩
15:10~16:10 熱海などで発生した泥流・土石流被害への備え(安田 進氏:東京電機大学)
16:10~17:10 宅地崩壊と地下水(釜井 俊孝氏:京都大学)
17:10~17:20 閉会あいさつ
〇参加申込先:以下のURLよりお申込み下さい。
(URL) https://forms.gle/TTzGJHjK5jsTfbTFA   
*参加申込(3/7〆切)後、参加費を下記の振込先に3月10日(木)までにお振込み下さい。
ゆうちょ銀行振替口座 口座番号:00120-2-789565
他金融機関からの振込用口座番号:〇一九(ゼロイチキユウ)店(019)当座0789565
加入者名:公益社団法人 日本地下水学会
カナ:コウエキシャダンホウジンニホンチカスイガッカイ
以上