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#1123 落札率について
この場を借りまして一言。
マスコミは落札率について大変騒ぎ立てて書かれますが、業界では落札率が高いのは当たり前で、落札率が極端に低いと逆に違和感を感じます。
というのも、電算技術が発達した現在、発注者・請負者共に、積算をする場合は”積算システム”を使用しているので金額に大きな差が出ること自体がおかしいのです。積算システムを構成している工法ごとの歩掛等については各省庁等で決定して積算基準として公表していますし、その他の労務単価、材料単価、機械器具損料等、必要なものはほとんど同じく公表して、市販の積算システムにもがっちりと組み込まれています。積算システムごとに見た目は違えど、中身はほぼ同じですので、結果もほぼ同じ金額になるのは当たり前です。若干、端数等は変わってきますが。
但し、通常は予定価格等に端数は付きません。そこで”金額を丸める”という処理が最後に行われます。むろん入札参加業者も札入れの金額は丸めてきます。そこで落札金額と予定価格が同じという、いわゆる落札率100%が発生します。
この様な発注者側と請負者側ではじきだした金額に差が無い中で、請負者側が落札する為には、あらゆる企業努力で賄うしか無いのです。そして、技術が発達した今日、出来る努力はたかが知れていますので、大規模な工事であればあるほど落札率は上がって当たり前です。
この手の事実は土木技術者のほとんどは分かっていることで、マスコミに伝わっていないのは何故なんだろうかと数年前から非常に不思議に感じています。が、もしかしたら勘違い等あるかもしれませんので、ご意見等ありましたら、ご指摘のほど宜しく。
以上。