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#973 民営化
人間は,自ら経験したことしか,人に教えることはできません。企業は,人間の集団です。JRが民営化された企業だとしても,JRの中核や意志決定をなす人間は,民営化前(国鉄時代)に入社した人間又は,官庁出身や官庁からの天下りが大半を占めます。国鉄時代の経験した者が,民営化以降に入社した新人に対して,真の安全対策を教えることができるでしょうか。官庁職員が民間業者に押し責任を押しつけ,自ら原因を追及しない官庁体質の中核社員や意志決定者で構成された企業に,真の民営化はできるでしょうか。
危険速度を乗客をゼロとして「机上の空論」の計算した鉄道総合技術研究所。事業運営主体であるJR西日本自らが危険速度を言えない体質。オーバーランや時間に遅れることをに対して人間を処分することで解決する姿勢。スピード違反をしない安全対策を優先せずに,人間のミスがないようにさせる。原因を追及して対策をとる手法を優先させるのでなく,人間の責任を追及することを優先させる。危険箇所を優先的に安全対策を行わずして,一律のばらまき的な安全対策を行う。(脱線事故のあった場所は,8年前に直線+R=600mから直線+R=300mに変更したところです。)
私も,岡崎康生さんの言われる様に,道路公団民営化や郵政民営化は反対です。最初から民有化された組織に,道路公団を退職し,民間企業に入る意志を持った道路公団職員を受け入れない限り,本当に国民の「選択」にはなりません。
いまだに,尼崎〜宝塚は開通していません。脱線事故現場に危険速度を列車が超すと自動的にブレーキがかかるATSを設置してから,開通させるのか,開通させてから後で設置するのか。1969年日本国有鉄道入社し2003年代表取締役になった垣内剛社長の決断が,真に民営化されているのか,されていないのか判ります。それが,亡くなられた遺族に対する真の企業誠意です。