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#853 温度ひび割れ対策例
もう少し、具体的な形状を教えていただけばよろしいのですが。
とりあえず、私の経験談から。
1)低発熱セメントの使用
内空横9m*縦7m、壁厚1.5mの、1ブロック20mのボックスカルバートにおいて、設計で高炉セメントB種でしたが、壁の部分だけ低発熱セメントを使用したコンクリートを打設し、底版と頂版を高炉で打ちました。最も有効な方法ですが、工事の規模が大きかったので、工場で低発熱セメントを用意出来ました。
2)ひび割れ誘発目地
数mピッチで断面を欠損させて、そこに温度ひび割れを入れさせようと言うものです。ひび割れが入った後、補修や防水を行います。壁厚の1/3以上は欠損させないといけないと言うことです。私の場合、予定通りひび割れが入らないと言う経験者の言葉で、実施しませんでした。壁と頂版を同時に打設した際には、ブロック端部では垂直ではなく斜めにひびが入ります。ところで、水膨張ゴムを使った誘発目地材が販売されているようですので、検討してよろしいかもしれません。
3)配力筋の増量
底版に拘束された壁では、垂直方向にひび割れが入り易いので、配力筋を増量して引張に抵抗させます。文献によりますと、コンクリート断面の0.6%(だったかな(^^ゞ)の鉄筋断面あれば、入りにくいというものがありました。構造物が大きいと、経済性に問題がありますが、小規模であれば最も簡単で効果は大きいと思います。