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 昔からの通常の設計計算を前提に考えれば、すなわち
   断面保持の仮定
   コンクリートの引っ張りは0という仮定
   コンクリートも鉄筋もフックの法則が成り立つという仮定
 の3つの仮定の元での計算では、中立軸(コンクリートの圧縮応力度がプラスから0になる位置)を境に鉄筋の応力度も圧縮側と引っ張り側に分けられます。またこの3つ以外にもコンクリート示方書などの設計基準によって、鉄筋とコンクリートとのヤング係数比nはコンクリートの設計強度いかんにかかわらず15と仮定することや、鉄筋の断面積分のコンクリート断面積を減じない仮定もあります。軸力が伴う場合は曲げモーメントのみが作用する場合より中立軸が引っ張り側に移動するので注意。
 将来性能評価型設計が許されるとすれば、設計者の裁量によって、わずかにあるコンクリートの引っ張りを考えるとか、ヤング係数比を実際のものにするとか、コンクリートのストレス−ストレインカーブを直線ではなく(フックの法則ではなく)曲線を考えるとか、鉄筋断面分の減少を考えるとか・・・した設計計算の場合は、また中立軸の位置が変わります。ただしこの場合設計者が顧客を納得させる科学的技術的な根拠を示す義務を生じると共に、責任を取らなくてはなりません。

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