新しいコメントの追加

ユーザー munimuni の写真

 擁壁などの縦クラックが、どこまで許容されるのか、ということですが、
本来、クラックは無いに越したことはありません。クラックがあれば、雨水
や海水がコンクリート中に浸透して中性化し、これが進めば鉄筋が腐食して
構造物の強度が低下することになります。

 そうは言っても、コンクリートには打設時点から徐々に乾燥収縮や基礎の
不同沈下、荷重のばらつきなどにより、クラックが入ります。これを完全に
無くすことは非常に困難です。
 そのため、構造物の種別や目的、周辺環境によって、一定程度まではクラ
ックを許容するよう基準を作っています。(その値は道路、鉄道、港湾など
それぞれの設計標準に規定されていますので、興味のある部門の設計標準を
入手して調べてみて下さい。)

 なお、縦クラックが(一定程度)許されて、横クラックが許されない理由
ですが、横クラックが発生する、ということは、擁壁などの縦方向の主鉄筋
の量が不足し、壁がはらんでいることを示しているからです。

 蛇足ですが、「誘発目地」は、擁壁の一定間隔ごとに断面の小さいところ
を意図的に作ってそこにクラックを集中させることにより、美観を維持する
ものです。

匿名で投稿する場合は空欄にしてください。

Filtered HTML

  • ウェブページアドレスとメールアドレスは、自動的にハイパーリンクに変換されます。
  • 使用できるHTMLタグ: <a> <em> <strong> <cite> <blockquote> <code> <ul> <ol> <li> <dl> <dt> <dd>
  • 行と段落は自動的に折り返されます。

Plain text

  • HTMLタグは利用できません。
  • ウェブページアドレスとメールアドレスは、自動的にハイパーリンクに変換されます。
  • 行と段落は自動的に折り返されます。
CAPTCHA
この質問はあなたが人間かどうかをテストし、自動化されたスパム投稿を防ぐためのものです。
画像CAPTCHA
Enter the characters shown in the image.

コメントする上での重要事項

  • 内容を的確に表した表題をつけてください。
  • テーマ、論点に沿ったコメントをつけてください。
  • 投稿する前に他の人のコメントを読んで、内容の単純な重複を避けるようにしてください。
  • コメントは投稿後に修正および削除できませんので、プレビューボタンを使って間違いがないか確認してください。

ユーザ登録またはコメントの投稿に問題が発生した場合は、システム管理者へ問い合わせしてください。