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 打設途中で豪雨に襲われたら、原則は直ちに中止すべきです。実際問題として、今打っている生コン車の分や生コン車がプラントから出荷(出発)してしまっている分については、打設してしまうことがあるようです。コンクリートには水中コンクリートというものもあるように、雨水が内部まで混ざってしまうことはほとんどないと考えられます。バイブレーターのかけ方でそのように(混ざるように)意図して作業しない限り。
 トレミー管での打設のようにホース先端を中に突っ込み、天から降ってくる雨水を中に混ざらないように表面の一部に集めてかき出す。
 生コン車の出口、トレー、ポンプ車などにシート等の屋根をかぶせる。打設面積が小さい場合は、そこも覆ってしまうことが大切です。あらかじめそういう屋根や覆いを準備しておくことはコンクリート技術者であるならば、当然のことです。
 次のコンクリートを打設するまでに、中止したところの表面部分の雨水が混ざっている一定部分を丁寧に(内部にひび割れが発生しないように)はつり取ることが大切です。どのくらいの厚さかということは、雨量や打設環境の条件によります。正確さを期するとすれば、同じ打設条件のテストピーストをとっておいて、表面からの単位体積重量や超音波伝播速度や強度かなにかの差を調べることも考えられますが、そのような調査の文献を見たことがないので、結果がでるのかはわかりません。誰か行ってみてはいすかがでしょうか。

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