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土木の現場では、お書物通りにいかない現場は数知れない。品質ももちろんん大事だが、今の世の中経済性も重要な要素だ。今回の施工でも、勿論バイブレーターで十分に締め固めてあるのだろうから、打設した生コンでテストピースを取っても、所定の強度は出るでしょう。乱暴な言い方かもしれないが、要は、設計基準強度が出ればいいのでは?お書物通りでないこと以外では、何も問題はなさそうだが・・・

最近の国や県、市の担当は、現場を知らず、お書物通りに何もかも言ってくる場合が多い。

例えば床版の現場等、厚さが20数センチしか無いのにもかかわらず、鉄筋が複雑に交差して、お書物通りの鉄筋の空きであったり、かぶりが取れない場合がある。明らかに設計の段階で解るはずだが、彼らのCADで書く鉄筋は、ただの線。厚みがないのだ。事前協議の際に説明を求めても、明確な返事のないまま施工をせざるを得ない状況は多々ある。
それで、鉄筋検査。
かぶりが無いじゃないか。
はぁ~ってなるよね。こんな輩ばっかり。

因みに、30数年土木やってるけど、シュート打ちに限らず、生コン打ちでスコップを使わない生コン打設は無い。ポンプ打ちでも、最後の高さを調整するときはスコップ使うじゃろ。

現場作業をしたことのない人は色々言うだろうが、バイブレーターで十分締め固めれば、何も問題なし。

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