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#447 高速道路の議論についての感想
本サイトでは以下の記事で議論がなされています(ピックアップは意見交換広場からだけです)
道路は採算性だけでは判断できない【この記事】
道路公団民営化―採算性のみで議論してよいのか
高速道路の無料化について
道路関係四公団民営化推進委員会での議論について
高速道路に付加価値を付けるには
上記記事を読む限り、「道路は採算性だけで判断すべきではない」という認識は、このサイトで発言しているほとんどの人の共通認識であり、異論のないところでしょう。
また、「道路関係四公団民営化推進委員会での議論について」で紹介された土木学会誌2003年3月号の中村英夫氏の論説にあるとおり、
ということについても、一般論として異論はないところだと思われます。
これまで、本サイトでなされた議論をながめた私の感想は、「概ねどの意見にも賛成」というものです。
採算性無視で道路公団が破綻、国民にツケが回るのはイヤですが、高規格道路は14000kmあるべきだと思います。
通行料金は建設費や償還にまわした方が良いと思いますが、消費者的には料金無料化は魅力的です。
国土交通省の新直轄方式と民主党の料金無料化の違いがよくわかりません。
TDMとしての通行料金もケースバイケースだと思います。
土木技術者としては、非常に無責任なコメントだと我ながら思いますが、こうなった理由は
以上のようなことからだと考えます。
経済的・財務的・社会的な観点で、様々な目的関数が世の中には存在することは明らかです。
ではそれらをどうやって総合的に勘案して最適化するか、という議論があまりなされていない印象です。
では、私の考えは?と言われれば「わからない」というのが本音です。
客観的な分析データを一通りそろえて、それらの優劣についてひとつひとつ判断していくことになるのかと思います。
が、様々な基準で評価されたものを、誰がどうやって比較して決定するのか、困難なことでアイデアがありません。
本サイトでの文章の記述だけの議論には限界もありますし、問題の要因が多岐にわたることから、議論が発散してしまうことはあるかもしれません。そもそも、この場で収束させる必要もないのかもしれません。
しかしながら、最終的には必要な議論であると考えています。