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新書紹介
土木学会より新しい書籍が出版されましたので、紹介しておきます。
下記の文責は神吉先生によるものです。
編集:土木図書館委員会沖野忠雄研究資料調査小委員会
委員長 松浦茂樹
委員 岩屋隆夫、神吉和夫、望月誠一
事務局 大野延男、坂本真至
平成22年3月発行、菊版、716頁、上製本
定価:5,250円 送料590円 土木学会会員特価4,730円(送料無料)
・帯の文章から
「明治改修」と呼ばれる日本近代国家の礎となった治水事業を先頭に立っ
て推進した沖野忠雄。土木学会第2代会長でもある彼の生涯とそれを取り巻く
技術者達の足跡を辿り、淀川、利根川、信濃川、富士川など代表的な「明治
改修」事業を膨大な資料調査を踏まえて検証し、「明治改修」の実像を探求
する。
・序の文章から(筆者は近藤徹・土木学会長)
本書では「矛盾がある」として記述している箇所が散見されるが、そこに
こそ行間を読む楽しさがあり、直面した技術者の苦悩を追体験出来るし、と
きには技術者の業の深さや責任感の重さや、人間くささを感じ取れるのだと
思う。
追記 兵庫県立図書館と豊岡市立図書館には寄贈しました。716頁もある大
冊です。一般の方には拾い読みを、河川(日本の)の将来を真剣に考えようと
する方には是非とも通読をお勧め致します。
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