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1)景観上の配慮から水抜きが1つもない・・・・そのようなことは許可する方がおかしい・・・?水抜きの必要性と個数は経験的に決めたもので・・計算して根拠を付けることは不可能です。
但し、構造計算書に擁壁背面水位による水圧を考慮してれば水抜きがなくても良い・・・構造計算書をもう一度確かめたい・・・水圧を考慮していなければ?を根拠につつかれたい。

2)設置後やく4年経過しヘアークラックが増えてます。4年以上立ってヘアクラックが増えるのは乾燥収縮ではありえない、型枠をはずしてから6ヶ月程度までである、竣工当時から増加しているのであれば別の原因である・・・当初からの写真があればよいが
なければ・・増えている写真を取り続けることです・・3ヶ月に一度程度

3)クラックがどの様な方向に発生しているかがが問題 縦方向、横方向、縦横複雑に網目状、また発生している位置(高さ方向全体なのか、下端なのか、上端なのか等
他にクラックから漏水していないか、クラックから白い物が出ていないか。
今はないと思うが網目状であればアルカリ骨材反応進行すれば鉄筋も切れる
漏水・白い物が出ていれば・・貫通していて・・鉄筋が錆びて耐力不足となる

クラックが計算条件以上の荷重によるものでしたら、クラック他にも変位の兆候がでているはずです
・擁壁背面の土またはアスファルトにクラック沈下が生じていないか・近接している住宅だけに何か以上がないか
・擁壁前面が通路であれば、擁壁との境界の舗装または側溝が変形していないか
 人が住んでいれば聞き取りをされればよい

・擁壁の前面が設計図と照らし合わせて、前面に傾いていないか・・・傾斜は見ても分からない場合が多いので・・・傾斜計か・・下げ振りとスケールで傾斜をはかれば良い
下げ振りがなければ・・糸の錘をつけて作ればよい

4)42.3度はフーチングの大きさが何らかの条件で大きく出来なかったため、安定計算が持つように逆算している可能性が高い・・11mもある擁壁が逆L型で計画すること自体が不自然

5)11mもあるのでしたら、地震時の検討も行っているか見られたし

6)どんなときでも 写真とメジャーを持って歩く

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