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以前にも同様の質問がありました。

http://jsce.jp/article.pl?sid=06/11/02/081215&mode=nested

異径鉄筋の重ね継ぎ手は部材応力の変化に対応させるためと考えられますが、本来は鉄筋の本数で調整すべきものです。

あえて異種径の重ね継ぎ手としたい場合、まず部材応力から大きい方の鉄筋(以下、太径)、小さい方の鉄筋(以下、細径)の範囲を決めます。

大きい方の鉄筋を必要とする部材の範囲をA、小さい方の鉄筋を必要とする部材の範囲をBとすると、重ね継ぎ手はBの範囲に位置すべきです。Bの範囲は細径で必要十分ですから、重ね継ぎ手長は細径で決めればよいことになります。

一方、Aの範囲では太径が必要で、Aの範囲で太径が機能するためにはAとBの境界で止めるのは不十分で、必要な定着長を確保するようBの範囲まで延長しておくべきです。

蛇足ですが、異種径に限らず、重ね継手長および位置は部材応力がわからないと決められないので、これらは設計者の仕事として、設計図に示されるべきものです。現場で施工者が決めるものではありません。

なお、ACI 318では、圧縮部材で重ね継ぎ手を行う場合、重ね継ぎ手長さは太径の鉄筋の定着長または細径の重ね継手長さのうち大きい方とするとの規定があります

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