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#2708 設計計算はどうなっていますか
場所打ち杭の場合、厳密な支持力確認をするならば、
載荷試験をしない限り難しいと思っています。
ただ、載荷試験は費用もかかりますので、
特別な事情がない限り、施工管理の位置づけだけで積極的に実施するのは
難しいと思われます。
私の対応した工事では、
設計計算の土層構成と実際の掘削した地盤の土層構成が
大きく異なっていないか確認し、
異なっている部分は設計計算に戻して照査することで対応しました。
ボーリング時の土質サンプルと実際に掘削したものを
対比することが望ましいですが、サンプルが無いのであれば、
設計計算で使った土質区分やボーリング柱状図の記事と
対比する事になろうかと思います。
土質によっては、ボーリング時のサンプルも変質している場合があり、
いずれにしても参考資料としての取り扱いになると思います。
道路橋の場合、支持力計算は土質区分とN値から算出されるものがほとんどです。
(粘性土の周面摩擦はcも使う場合がありますが。)
そのため、詳細な土質定数(c,φ)が必要になる条件が想像できないのですが、
ご質問の意図は、どこにあるのでしょうか。
設計計算で使ったN値や土質区分は、設計計算書に記述があると思いますので、
教科書的な値を使うよりは、
実地盤で行った標準貫入試験の結果やそれを使った設計計算との対比が重要だと考えます。