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低入札工事
調査基準価格を下回る「低入札」は収束する気配を見せず、自治体が発注する工事にも広がりつつある。低入札工事で発注者も受注者も不安がひろがりつつある。
低入札工事となれば、受注者側は安全義務違反の事故、不法投棄、協力業者と低価格契約、材料の不正使用などをして、利益確保を優先し、不良構造物を作ってしまう可能性すらある。土木技術者としての責任感よりも企業存続のため、不正行為に手を染めることもありうる。また、発注者側は契約保障金の引き上げと前払い金の引き下げ、失格判定基準の導入 、適正技術者の配置、協力業者との契約内容の確認、施工管理能力の審査など、不正行為を危惧している面がある。
いずれにしても、事件、事故が発生すれば、お互いの責任問題へと発展していく。この事態に官民ともどういう対策を行う必要があるのだろうか。
公共工事の変革の時期にきている。皆様はこの低入札工事の解決策についてどのようにお考えでしょうか。ご意見をお聞かせください。
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