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#2076 背面地盤が複雑な形状をしている場合の土圧の計算
これは、やり方はいろいろあると思います。設計者の工夫と技術上の判断が必要です。面白い問題だと思います。
?クーロンの土圧式
クーロンの土圧式では背面地盤の傾斜を計算できます。ただし、構造物天端から斜面の傾斜角 が一様な場合だけです。背後地盤の形状を一様と仮定して計算して見る方法があると思います。
?試行クサビ法
道路土工の擁壁では、試行クサビ法を用いています。構造物及び仮想背面の下端からすべり面の角度を指定、もっとも危険となる角度を求める方法です。任意の背面形状で計算できますが、計算ソフトが必要になるかも知れません。(簡単な形状なら表計算ソフトを用いることもできるかも知れませんが・・・)
?上載荷重と仮定する。
構造物の背後を水平地盤と考えて、それよりも上に出た土塊の部分を天端に作用する上載荷重として扱う方法もあると思います。この場合、作用させる上載荷重を安全側に設定した方がよいと思います。
余談ですが。背後に山が迫っている場合には、土圧だけでなく、降雨時に水圧が作用する場合があります。(陸上の擁壁ではあまり、背面に水圧を作用させる設計をしないようですが。)背後の地形を見て、場合によっては、背面に排水工を設置したり、設計段階で水圧を考慮しておいた方が良いこともあります。