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 型枠及び其の附属品(締付材等)の設計には,普通Portland cementを用い,重力単位から国際単位に換算する重力加速度g≈9.80665m/s^2の有効桁数を1桁として単位体積重量24kN/m^3(2.4tf/m^3),slump10cm以下の
concreteを内部振動機に拠り,締固める場合,一般に式(1)~(3)を用い,側圧の最大値P_max[N/mm^2]を計算して良い(文献1,2).
 柱の場合;P_max=0.008+0.80R/(T+20)≦0.15又は0.024H[N/mm^2]
 壁の場合でR≦2m/hの時;P_max=0.008+0.80R/(T+20)≦0.10又は0.024H[N/mm^2]
 壁の場合でR≧2m/hの時;P_max=0.008+(1.20+0.25R)/(T+20)≦0.10又は0.024H[N/mm^2]
 此処に,打上がり速度R[m/h],型枠内concreteの温度T[℃],H:考えている点から上のconcrete高さ[m]
 高さの大きいconcreteを連続して打ち込む場合,打上がり速度を余り速くすると型枠に大きい圧力を及ぼしbleedingに因る上部concreteの品質低下,水平鉄筋の付着強度の低下等の恐れが有る為,打上がり速度
は断面寸法やconcreteの配合等に拠って異なるが一般に30分に付き1~1.5m以下とする.
 「コンクリート示方書(文献1)」に拠ると,練り混ぜから打込み終了迄の時間限度を下記の様に定めています.
外気温が25℃を超える時,1.5時間
外気温が25℃以下の時,2時間
 但し,購入者と協議の上,運搬時間限度を変更でき,暑い季節には其の限度を短くするのが良い.JIS A 5308ではダンプトラックでの運搬時間限度を60分としている. 
参考文献
1)土木学会:コンクリート標準示方書[施工編],2007. 2)村田二郎:コンクリート技術100講,pp.312,339,1993.5

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