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ユーザー 中筋 智之 の写真

 コンクリート診断技術(文献1)の下記URLに示す原典(文献2)に於ける小径core強度x[N/mm^2]と直径d100高さh200mmのcore強度X[N/mm^2]との関係の,h/d=2.0について最小2乗法に拠る回帰直線式(相関係数^2=0.96)
x≈1.00X+1.7 (1)
に拠り,小径core強度とd100h200mmのcore強度との相関は高く,回帰直線勾配はほぼ1に等しい事から,小径core強度がd100h200mmのcore強度よりも強度に関わらずほぼ一定値大きいとしているのを其の儘
読み,質問に対応されない講師は失格と言わざるを得ません.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/coj1975/39/4/39_27/_pdf/-char/ja
 (#9327の方について,Amsler試験機に球座が有り,直径100高さ200mmのcore端面を平面に切削又はmortarでcappingする為,偏圧に因る曲げmomentはほぼ生じません.既設梁の粗骨材最大寸法(以下でG_maxと記す)は,砕石で
20mm,川砂利で25mmに対し,小径core直径を18,22mmとしている為,core直径100mmに対する相似則は,G_maxを18/100,22/100に縮尺していない為,恐縮ですが厳密に成り立ちません.
 小径coreについて主任技士text(文献3)に載っていません.)
 小径coreの特徴は写真1の大きな硫黄capping,骨材とmortar pasteの平均強度とする為,圧縮試験用供試体についてJIS A 1107-1993(文献4)に拠り「core供試体の直径は一般にG_maxの3倍以上とする.」と規定されているがG_max程として#9323の方が記されている様に骨材又はmortar pasteが主のcoreと成った場合,強度の点で統計的に棄却している事で,回帰式から
X≈x-1.7 (1')
に拠りd100h200mmの強度に換算して評価されています.正常に水平面から45°+φ/2(此処に,φ:内部摩擦角[°])で剪断破壊した値のみ採用した事が記されていませんが,私は同じ技研で業務した厳しい寺田氏・共同
研究者・試験者に拠るdataをほぼ信用でき,守秘義務も有り公表reportに拠り判断願います.
 尚,打設時の供試体として「コンクリート技術100講(文献5)」に,h/d=2.0,Gmax≦d/4でのコンクリートマニュアルを抜粋した円柱形供試体寸法の影響が載り,供試体の寸法が大きい程見掛け上圧縮強度は小と成るのは,供試体体積
が大きい程欠点数が多く成り易く成る事,供試体周辺の緻密なmortarの厚t[mm](G_max/2程と考えられる)は供試体寸法に関わらず一定である事に起因する,即ち,
供試体断面積に対するmortar層面積比
πd・t/{(πd^2)/4}=4t/d (2)
は供試体寸法が大きい程減少し直径が450mm程以上に成るとd150h300mm標準供試体強度と比した変化は少なく80~85%と成り,此の関係は標準供試体強度から大きい断面の実部材のconcrete強度を推定する
場合に用いられる.
参考文献
1)JCI:コンクリート診断技術[基礎編]、pp99,100,2014. 2)寺田、谷川、中込、佐原:小径コアによる構造体コンクリート強度の推定法、コンクリート工学,Vol.39,No.4,2001.4
3)JCI:技士・主任技士text'19 4)コンクリートからのコア及びはりの切取り方法並びに強度試験方法(JIS A 1107-1993)
5)村田二郎:コンクリート技術100講,pp139,140,山海堂,1993.5

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