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#8967 Re: 建設業における生産性の定義が間違っていると思う件について
こうなっている原因について、私なりの考察ですが、自動化がうまくできていないことに起因していると思っています。
分業化でアウトソーシングや、建設ディレクターなどを活用すると、担当者の目の前からは仕事が減るため、一見効率化できているように見えますが、全体で考えると仕事が増加している場合があります。
たとえば2人で50日かかる仕事を、100人いたら1日できるかといえば、現実的にはできません。
何を作るかの仕様の共有や資料の読み込み、各部門間の成果物の調整、グループ毎の進捗管理など小人数時には生じない業務が発生するためです。
論考の中でも取り上げた元トヨタ自動車工業の大野耐一氏も指摘している通り、より少ない人数で生産体制を確立しようとするのが本来の生産性向上であって、人手不足を人員を増やして対応しようとしている限り、生産性は上がらない結果に繋がるのは当然かなと思います。
まして少子化で人員確保が困難である以上、情報通信技術を活用して自動化できる部分は自動化し、少ない人員で運営できる体制の確立が現在の建設業で求められていることではないでしょうか。
上記のことは分業化の罠だと思っているのですが、どうもその辺旨くできていないことが労働投入量の増加の一因になっているのではないかと思っているのですが、皆様の見解を聞かせて頂けると助かります。