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#8638 Re: 建設業における生産性の定義が間違っていると思う件について
付加価値(売上-原価)と聞くと高くても売れるものっていう方に思いがちですが、原価低減して安価な値段で提供することも顧客にとって価値ある立派な付加価値です。
必要なものを最小の工数で達成するためにはどうすればよいのかっていうのを図るのが付加価値労働生産性っていう指標なので、過剰品質になっていないかということを考える必要がありますね。
>そして効率化の為にICTやCIMを導入する流れになっていますが、それなりの設備投資が必要なため中小企業にとっては、もう競争に参加すらできなくなるケースも出てきます。
ご指摘の点はこの問題の本質をついている非常に正しい見識だと私も思います。
効率化のための技術が総合評価等の加点要素になっていて、実質的に公共工事入札の参加条件になっているのも、深刻な問題です。
このことは言葉を選ばずに言えば、国交省の言うことを聞く企業以外生き残れなくなるということです。
しかし、生き残るのが付加価値労働生産性を上げた企業ではなく、国土交通省の言うこと企業というのが問題です。言うことを聞いて生き残ったとしても、現在の国土交通省の考え方では付加価値が上がらないため給与を上げることができず、将来的には産業間の人材獲得競争に勝てなくなり、建設業のうち特に官庁工事の割合の高い土木工事業が壊滅的な打撃を受けることになります。
弊社も含めて5,10年先に生き残れるかどうかは分かりませんが、少なくても生き残る企業は付加価値を高める工夫や知恵を持った企業でなければ結局のところ建設業界の衰退に繋がると私は考えています。
だからこそ生産性が上がっていないという事実を建設業界全体として真摯に受け止めないといけないと思っています。
ちなみに、ものづくり補助金も効果出ていないということで、がっつり財務省に目をつけらているので、適切にやっていないと首が閉まるというのが分かりますね。