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 hume管の外圧試験(集中線荷重による載荷実験)から得られる管の抵抗曲げmoment(Mr[kN・m/m])(文献1,2)及び全断面有効とした曲げ引張応力度(σb[N/mm^2])(文献3)を
式(1),(2)に拠り算定した。
 Mr=(1/π)P・r+0.239W・r≈0.318P・r+0.239W・r≈2.538+0.112=2.650 kN・m/m (1)
 σb=Mr・y/I=2.650×0.021/(6.174×10^-6)≈9.015×10^3 kN/m^2=9.015 N/mm^2 (2)
 此処に、P:外圧試験結果値29.42 kN/m≈3.000 tf/m×9.807(SI換算係数)
    r:管厚中心半径=0.271 m(=(0.5+0.042)/2)
    W:管の自重=1.735 kN/m(≈9.807×0.43 t/2.43 m)
    I:断面2次moment =6.174×10^-6 m^4/m≈(1×0.042^3)/12
    y:図心軸から引張内縁までの距離 =0.021m(=0.042/2)
 曲げ引張応力度の計算値に拠り、貴殿が提示された外圧試験結果は#8512の方も推定された様にひび割れ発生荷重と推定されます。concreteの曲げ引張強度は圧縮強度の
約1/5~1/7である(文献4)為、最低限度の圧縮強度推定値は、
 9.015×5≈45.07 N/mm^2
と推定されます。初期ひび割れ目視、線荷重のmodel化に誤差原因を含み、私は総合建設会社在職時、作業所長からhume管推進時に偏圧が掛かり割れ易いと聞いた為、試験室と同
様に極力均等に推進する様に御留意頂けば幸いです。
参考文献
1)東田淳・堀田清美・篠崎亘・三笠正人:遠心力鉄筋コンクリート管 (コンクリート支承)に加わる土圧と管の強度について,1981.6
http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00037/310/310-123921.pdf
2)村上博智・菊田征勇:土木構造力学,pp.111,112,1991.4
3)ヒューム管設計施工要覧、pp.14,110
https://www.hume-pipe.org/data/hp_manual_all.pdf
4)小林一輔:コンクリート工学,p74,2002.4

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