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 日本の建設事業に於ける工事設計図面の英語表記のルーツは、JH(1956、昭和31年創立)で、名神・東名建設から始まったものです。それまて日本では英語で設計図面を書く習慣は全き無かったのです。その頃、日本に大規模公共事業を賄うだけの金銭はなく、世界銀行からの借款で建設されました。このため、工事発注は国際入札で、設計図書は英語表記となりました。表紙、タイトル、詳細図すべて英語でした。借款終了とともに昭和の末に日本語・英語混じりに変りましたが、記号等は今も英語表記を踏襲しています。受注したゼネコンなどがその後、日本語・英語混じり図面を使い続け、これが世間に広まり定着し今に至っています。

 当時使っていた図面作成要領(案)〈部分〉を添付しています。
「計画高」は「Propused height of pavement line〔PH〕」と言い、道路完成高(道路中心線上の舗装面高)のことです。当時も「Formation heighf(FH)」という言葉はありましたが図面には使用されていません。「FH」という用語は後年、一般に計画高さを表示するものとして、色んな場面で用いられ、広まったものと考えられます。

「計画高」を厳密に定義すれば「PH」が正当でしょうが、今は「FH」との違いも曖昧で、使い分けは無意味のようです。

(完)

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