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#7921 Re: 河川樋門設計の内外水位差について
柔構造樋門設計の手引P190では図に平水位と載っています。
中部地方整備局 河川構造物設計要領2-6-61には排水機場に接続される吐出樋門の考え方の記載があります。
これによると、吐出樋門は地下水位か堤内地盤高としてもよいとあります。
下記の柔構造樋門設計の手引き FAQでは一般に堤内外で考えられる最大の水位差になると想定しているとあります。
https://www.jice.or.jp/tech/material/detail/3
結局考え方次第だと思いますが、堤内側の水位の設定は、
①樋門敷高とする(水位ゼロ)
②支川の常時水位(MWL)とする
③堤内地盤高とする
などが考えられると思います。
堤外側はHWLまで水位が上昇した段階で、堤内側水位がゼロとは考えにくいので、
②か③が現実的だと思いますが、支川のMWLが不明な場合が多いことや、
堤内地盤高はちょっとやり過ぎかなというところで、私の場合、最も水位差の大きい①を用いる場合が多いです。
しかし、①で過度に厳しい結果になる場合は、発注者と協議の上、決められたらいいと思います。
樋門は沈下の影響により構造物底面と地盤の間に空隙が発生し、そこで浸透流が卓越するので、
堤防護岸の仕様に関わらず必要だと思います。