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>#7263ですが >少し誤っている などいわれたので、少々補足を 表現が不適切なのは当初からですが、過ちではありませんから。
 
誤っている、という表現は直接的過ぎましたね。申し訳ありません。
ただし、誤解を招きかねない表現がございますので、下記については追記で申し上げたい。
 
 
>昔は標準単価で積算しましたが、市場単価(市場取引価格)の方が安いため、
>実情に合わせましょうと市場単価に切り替えていく流れでした。
 
昔は、標準単価 というものはありませんでした。あったのは「歩掛」と呼ばれる手法です。
また、市場単価のほうが安いから切り替えた、というのは誤っており、安くなったのも高くなったものもあります。
 
 
>どちらかというと、市場単価はその時々の景気に左右されやすく、敏感で、
>市場単価は短期単価 標準単価は長期的単価
 
市場単価は非常に景気に鈍感な単価です。
標準単価は、ある程度景気の変動に対応した単価です。(ただし、入れ込む機労材単価の変動が限度です)
それは私の書き込みに書いたとおりです。
 
 
>標準単価・・・(思惑で)想定された金額 ≒ 上代価格、仕切価格、希望価格、定価
 
これも明らかに誤っており、誤解をまねく表現です。
標準単価は、定価(希望小売価格)ではありません。これは強く申しておきたい。
 
標準単価は、メーカー等の提示した「歩掛」に、
二省調査や委託調査で調べた、労務費・材料費・機械経費を入れ込んで計算で出した単価です。
 
提示された歩掛は、工種によっては複数社から徴収しており、平均値や最頻値等で処理していると思われます。
またヒアリング等でその合理性を確認していると思われます。
(上記は推測です。実際のところは建設物価調査会や経済調査会、国交省等しかわかりませんが・・・)
歩掛に入れ込む、労務費・材料費・機械経費も、好き勝手に入れているわけではなく、膨大な手間と時間をかけて調査した単価です。
 
積算は、「実勢」の単価ですることと明確に定められていて、定価(希望小売価格)で積算することはまず有り得ません。
従って「標準単価」=「定価(希望小売価格)」ということは、100%、ございません。
 
 
もちろん、100%思惑が入らない単価を作ることは、実際は困難で
特に公共工事は、受注会社の金額を、発注者が想定して算定しているわけですから
いってみれば、にんじんやだいこんを買うほうが「大根を売るにはこの程度の金がかかるから、1本これくらいだろ」
って勝手に計算して金額を出しているようなものです。
おのずから精度には限界があります。
それは国交省はじめ官庁も理解しているところで、その差を埋めるためにいろんな方策を打ち出しているわけですがね。
 
 
最後に1つ。
 
>箇々の数値でなく全体をみなければ見積もりなど不可と諭されたのです。
 
それはまったくそのとおりです。
強く申しておきたいのは、
役所の「積算」は、あくまで予定価格を算出するためのツールです。
業者の「見積もり」は、実際にいくらでできるの?という金額を算出すること。
この2つは、まったく別のものです・・・
 
この話をするときに、毎回おすすめしているのが下記のページです。
「けんちゃんの建設業IT講座」
https://www.miyasys.co.jp/wp/?p=6857
ぜひお読みになってください。

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