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#7212 Re: 設計基準強度fck'のkの意味は?
匿名投稿者 様
コメントありがとうございます。
kollectivは,kollektiv(独語;集団,団体)のことだと思います。
fck'が統計学的な意味を持ってきたのは,私の知る範囲では,限界状態設計法や部分係数法の採用からであり,fcr'が平均値,fck'が特性値(平均値ーα×標準偏差;αは非超過確率から決定)と位置づけられてきてからです。
それまでは,fck'に統計学的な概念はなく,確定値として扱われていたはずです。
したがって,kollektivはfsk'のkには当たらないように思われます。
criterionは私も候補としてあげています(最初の質問参照)。fccを避けるため,独語のkriteriumのkを採用と推測してみましたが(ちなみに仏語ではcritere,kは独語を想像させます),ちょっと考えすぎのような気がします(命名者にそこまでの配慮があったか?)。
なお,設計基準強度σkとして昭和42年版の示方書に現れ(昭和31年版はσ28),このときのkが今日まで生きています。当時の関係者はもう他界されているでしょうね。
ちなみに,コンクリート示方書の英語版では
配合強度は required strength of concrete fcr と述べていますが(fcrであってfcr'でないことに注意!)
設計基準強度は specified strength determined based on characteristic values とだけ述べていて,略号fckは示していません。
これからkが英語起源ではないことだけは分かります。
なお,chracteristic values は特性値です。