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より大きく1以下の湿潤状態である。学術的には地下水位以下では浮力を考えたTerzaghiの有効応力原理により、全応力σ[kN/m^2]は、式(2)で示される。
10^3を表すSIの接頭語kは絶対温度Kと区分して小文字で表記される。
 σ=σ'+u・・(2)
 ここに、σ':有効応力[kN/m^2]
    u:間隙水圧[kN/m^2]
 締固めは、下記の理由で含水比を最適含水比よりも大き目にして所定の締固め度を得る。
・不飽和で発揮されるサクション(負圧)が飽和することで減少または消失するため、飽和することによる強度・剛性低下に伴う沈下・破壊を抑える。
・湿潤側で締固めを行うと、土が比較的均質になり、飽和化に伴う透水係数の増加を抑えられる。
 湿潤単位体積重量γt[kN/m^3]は、式(3)で示される。
 γt=ρt・g・・(3)
 ここに、ρt:湿潤密度[t/m^3]
    g:重力加速度≒9.80665m/s^2
 同温・同体積の水に対する土粒子の比重Gs[1](無次元)は、式(4)で示される。
 Gs=ρs/ρw・・(4)
 ここに、ρs:土粒子の密度[t/m^3]
    ρw:水の密度[t/m^3]
Gs≒2.7である。

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