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まず初めに、前段にある橋梁点検での見立てはどうであったかが一つのポイントで、その所見から大きく外れるようなことは相応の論理が必要となるということ。
また、1度の点検ではなく複数回の点検がなされてると思うので、それらからひび割れ進行度を推し量る事。
2つ目に0.4mmのひび割れが10cm間隔に発生しているものを、初期乾燥収縮ひび割れと結論付けるにはひび割れ数がちょっと多すぎやしないかと言うこと。
また、橋長が分からないので判断できませんが、既成桁なのか現場打なのかで、考えるエリアも変わると思います。

なお、浮きや剥離に対してはハンマーによる点検で落とすのが良いのか、落さなくても良いのかの判断が必要で、ひび割れ補修とはまた違う考え方が必要です。
水侵入で浮きがあるならば、鉄筋錆び進行度合いも考える必要になってきます。

これらを判断する基礎資料として、橋の構造、橋梁点検、塩害地域か積雪寒冷地か否かなどを明確にする必要がありますが、それがないなかでの雑駁な経験論ですが、
表面塩分濃度が低いからと言って、鉄筋は錆びていないというのは推測にすぎませんし、中性化と部分的な鉄筋サビは必ずしも直結しないものです。
なぜなら、初期ひび割れがあったとするなら、そこだけに塩分残留する可能性はありますし、そこだけ錆びることがあるからです(水に漬かっている鉄は必ず錆びる)。
この辺が整理できたうえで、エポ種の選定に入らないと、念のため伸びにも対応してるから良いでしょと言う好みの論理になります。

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