新しいコメントの追加

ユーザー munehisa の写真

アジアコードと言っても人によって捉え方がずれている可能性があります.私自身あまり詳しくはありませんが,たとえば,JISで規定されている「試験方法」を機械的にISO化してしまうと,今まで日本で蓄積してきたデータが使えなくなるといった弊害が起こる可能性もあり,細心の注意が必要だと思います.次に設計基準についてですが,土木学会にはISO対応特別委員会があり,日本の設計基準の考え方や研究成果をISOへ反映させていこうという取り組みがなされていると理解しています.たとえば,ISO23469(Basis for design of structures-Seismic actions for designing geotechnical works)は,日本の先生方が主導権をとって制定にご尽力されていると伺っています.このようにISOという国際標準の枠組みの中で,日本が持つ技術を取り入れることで国際貢献していくというのが現実的な対応だと思います.私は,台湾で設計施工のプロジェクトを10年以上担当してきましたが,台湾新幹線の設計では,道路橋示方書の液状化検討方法,鉄道構造物等設計標準の群杭効果の評価方法は使いました.それは,いわゆる国際標準には明確な規定がなかったり,これらの設計基準の技術的な内容が優れていたからです.このように,日本の設計技術力をどんどんISOへ反映させていく分野はあると思います.台湾の設計コンサルは,AASHOTOやACIを熟知しているので,今更アジアコードを見せられてもおそらく使おうとはしないでしょう.マレーシア・シンガポール・ベトナムあたりの設計コンサルも似たり寄ったりだと思います.東南アジアで実務を経験している土木学会会員も多いですから,そのような学会員を集めて「アジアコードの必要性」について討議してはいかがでしょうか?

匿名で投稿する場合は空欄にしてください。

Filtered HTML

  • ウェブページアドレスとメールアドレスは、自動的にハイパーリンクに変換されます。
  • 使用できるHTMLタグ: <a> <em> <strong> <cite> <blockquote> <code> <ul> <ol> <li> <dl> <dt> <dd>
  • 行と段落は自動的に折り返されます。

Plain text

  • HTMLタグは利用できません。
  • ウェブページアドレスとメールアドレスは、自動的にハイパーリンクに変換されます。
  • 行と段落は自動的に折り返されます。
CAPTCHA
この質問はあなたが人間かどうかをテストし、自動化されたスパム投稿を防ぐためのものです。
画像CAPTCHA
Enter the characters shown in the image.

コメントする上での重要事項

  • 内容を的確に表した表題をつけてください。
  • テーマ、論点に沿ったコメントをつけてください。
  • 投稿する前に他の人のコメントを読んで、内容の単純な重複を避けるようにしてください。
  • コメントは投稿後に修正および削除できませんので、プレビューボタンを使って間違いがないか確認してください。

ユーザ登録またはコメントの投稿に問題が発生した場合は、システム管理者へ問い合わせしてください。