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■部分掘削の影響について
3次元安定解析が有効ですが、調査が十分に行えない場合等は、
簡易なものとしてラム・フィットマンらの計算手法があります。
(参考HP)http://www.jce.co.jp/gijutsu/02_1_15.html

測線をいくつか設け安定計算を行い、部分掘削の影響を
地すべり幅員で加重平均することで評価するものです。
近似解として良好で、”実用的な近似三次元安定解析”として知られています。
(普通の単断面での安定解析ができれば、あとはその諸元で、容易に手計算で解を求めることができます)

■対策の基準について
調査、解析を十分に行った上で、以下の文献も参考に、
5%以上低下した場合についてのみ対策が必要と判断する場合もあります。
「一般に人為的要因による地すべりは、多数の実例から・・・5~10%低下した時点で発生しており、
 この安全率を限界安全率と定義して地すべり発生余地の指標としている。・・・」
  「地すべり調査と解析」p148(理工図書)

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