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先の解答をした者です。蛇足かもしれませんが。

岩のC、φを用いて安定解析を行いますと、かなりの急勾配でも、極論すると垂直でも安定すると思われます。したがって、精度にこだわっても、切土すれば崩れるところは崩れる。
理由は、岩は風化や亀裂、地下水等による影響が大きく、切ってみなければわからないからです。崩れた場所では、対策工を検討する際に、安定していたときの安全率を1.05として、Cもしくはφを逆解析して求めたりします。

切土勾配については、
「道路土工 のり面工・斜面安定工指針」の 付録2の 高速道路における切土のり面勾配の実態
を参考になさるとよろしいのではないでしょうか。引用しますと、「各地質における勾配採用率は、軟岩で1:1.0、硬岩で1:0.8がピークであるが、勾配決定に際しては、2-2の弾性波速度や亀裂の程度なども参考に総合的な検討を行う必要がある。」

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